マツエクサロンを開業したいと思っている人に向けて、マツエクサロン開業時に保健所で必要な手続きを紹介します。
それでは、見ていきましょう。
マツエクサロンの開業の流れとは?
マツエクサロンの開業の流れは、以下の通りです。
- 事業計画の作成:まずはじめに、マツエクサロンを開業するための具体的な事業計画を作成します。必要な投資額、見込み収益、営業時間、店舗の場所、求める従業員の資質や数など、具体的な事業運営に必要な全ての項目を考慮に入れるべきです。
- 技術の習得:マツエクの施術技術を習得し、国家資格や民間の資格を取得することが必要となります。あくまでマツエクは美容業であり、お客様の目に直接触れる作業となるため、確かな技術と知識が求められます。
- 資金調達:開業に必要な資金を調達します。自己資金、銀行からの融資、投資家からの出資など、資金調達の方法は多岐にわたります。予算内で開業できるよう、適切な資金調達計画を立てることが重要です。
- 店舗探しと内装:適切な場所で店舗を開設することは、ビジネスの成功にとって非常に重要です。立地選びをした後、内装についても計画を立て、施工業者と契約します。
- 許可・届出:マツエクサロンの開業にあたり、美容業としての開業届出が必要となります。都道府県の保健所などへ必要書類を提出し、開業許可を取得します。
- 営業に必要なものの準備:店舗の設備や備品を揃え、スタッフの採用や研修を行います。また、料金体系や予約システムなど、営業に必要なシステムを整備します。
- 開店準備と宣伝:開店日を決定し、オープンに向けた宣伝活動を始めます。ウェブサイトの作成、SNSでの情報発信、フライヤー配布など、目立つ宣伝活動を計画しましょう。
- 開業:開業日を迎えます。初日からスムーズに営業できるよう、準備を整えましょう。
マツエクサロンの開業時に保健所で必要な手続きとは?
マツエクサロンの開業にあたり、保健所で必要な手続きは主に「美容業の許可」の取得です。
これは、マツエクサロンが美容に関する業態であるため、事業を開始するには美容師法に基づく許可が必要となります。
以下に主な手続きの流れを記載しますが、各地域の保健所や関連機関の指導に基づき適切な手続きを行ってください。
- 許可申請書の提出:美容業の許可を得るためには、保健所に許可申請書を提出します。申請書には事業主の情報、事業所の所在地、施術を行う部屋の床面積等の詳細が必要となります。
- 設備等の検査:申請書を提出した後、保健所の担当者が事業所に出向き、設備等が法令等の規定に適合しているか検査します。適合していれば許可証が交付されます。
- 許可証の受け取り:許可が下りると許可証が発行されます。この許可証は店舗に掲示する必要があります。
- 開業届の提出:許可証を受け取った後、美容業の開業届を提出します。これにより正式に業務を開始することができます。
- 定期的な報告と更新:その後も、店舗の移転や閉鎖、施術内容の変更等があった場合は速やかに保健所へ報告し、必要に応じて許可証を更新します。
以上が一般的な手続きとなりますが、地域や時期により具体的な手続きや必要書類は変わる可能性があります。
具体的な情報は、開業予定地の保健所や関連機関に確認してください。
また、必要に応じて、専門家(行政書士など)の助けを借りることも検討してください。
マツエクサロン開業における保健所の役割とは?
マツエクサロンを開業する際には、都道府県の保健所と関わる機会が多くあります。
保健所は公衆衛生を守るための役割を果たし、美容業の場合も、サービスの提供者と利用者の双方が安全に利用できる環境を確保するために重要な役割を果たします。
具体的には、以下の通りです。
- 許可・認可:マツエクサロンの開業には、保健所からの美容業の許可が必要です。これは、美容業が個人の健康や衛生に密接に関わるサービスを提供するため、一定の基準を満たすことが必要とされるからです。許可の申請・審査によって、業務内容、施設の設備や衛生状態、従業員の資格などが適切であることが確認されます。
- 監督・指導:保健所は、開業後もマツエクサロンの衛生状態やサービスの提供状況を定期的に監督します。これにより、サービスの提供者と利用者の双方の安全を確保するとともに、法令等の遵守を確認します。また、必要に応じて、適切な衛生管理の方法などについて指導も行います。
- 情報提供:保健所は、美容業に関する法律や規則、衛生管理の方法など、業界に関する情報を提供します。新たに業界に参入する人々に対しては、開業に向けた手続きや必要な準備についての情報提供も行います。
以上のように、保健所はマツエクサロンの開業から運営までをサポートし、公衆衛生の保護に努める重要な役割を果たします。
そもそも保健所とは?
そもそも保健所は、地方自治体に設置される公衆衛生に関する行政機関です。
具体的には都道府県と政令指定都市に設置されています。
保健所は公衆衛生、予防接種、感染症予防、食品衛生、環境保全など、様々な面から地域の健康を守る役割を果たしています。
以下、主な役割を果たすのが特徴です。
- 感染症対策:保健所は感染症の予防、早期発見、拡大防止を行うための業務を担当しています。これには予防接種の実施、感染症の監視や調査、感染症患者への指導などが含まれます。
- 公衆衛生:市民の健康維持や向上を目指して、健康診断や健康教育、栄養指導などを行います。
- 食品衛生:食品の衛生状態を管理し、食品関連業者の指導や監督、食品の検査などを行います。
- 環境保全:生活環境の衛生状態を監視し、生活排水や廃棄物の管理、騒音・振動の監視などを行います。
- 保健医療:地域住民の健康相談、心身の健康管理、疾病の早期発見・予防、患者のリハビリテーション支援など、広範な保健医療サービスを提供します。
- 産業衛生:労働環境の改善や労働者の健康保護を目指して、産業衛生の指導・監督、労働災害の調査などを行います。
- 美容・理容業の監督:美容・理容業者の営業許可や監督、衛生指導などを行います。
これらの役割を果たすため、保健所には医師、看護師、栄養士、保健師、環境保健士、臨床検査技師、薬剤師など、多岐にわたる専門職が働いています。
それぞれが自分の専門知識を活かし、地域の健康を守るために活動しています。
マツエクサロンの開業に必要な費用とは?
マツエクサロンの開業に必要な費用は、以下の通りです。
項目 | 金額の目安 |
---|---|
敷金・礼金 | 200万円〜500万円 |
店舗改装費用 | 300万円〜1000万円 |
機器・備品購入費 | 200万円〜500万円 |
マツエク材料費 | 10万円〜50万円 |
初期運転資金 | 200万円〜300万円 |
レンタルスペース(月額) | 20万円〜100万円 |
光熱費(月額) | 2万円〜5万円 |
広告宣伝費(月額) | 10万円〜30万円 |
リース物(月額) | 5万円〜10万円 |
保険(月額) | 1万円〜3万円 |
美容師の賃金(月額) | 20万円〜40万円 |
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マツエクサロンの開業費用の調達方法とは?
マツエクサロンの開業費用の調達方法は、以下の通りです。
方法 | 特徴 | 借りられる金額の目安 |
---|---|---|
自己資金 | 利息が発生しない。すぐに利用可能。自由度が高い。 | 自己の貯蓄の範囲内 |
銀行融資 | 大きな金額を調達できる。利息が比較的低い。返済計画が必要。 | 数十万円〜数千万円 |
クラウドファンディング | 返済義務がない場合もある。市場の反応を見ることができる。 | 数十万円〜数百万円 |
ビジネスエンジェル | 追加的なビジネスアドバイスが得られる可能性がある。企業の一部を譲渡。 | 数百万円〜数千万円 |
クレジットカード融資 | 即時に利用可能。返済が柔軟。利息が比較的高い。 | カードの信用枠内 |
リース・レンタル | 最新の設備を低コストで導入可能。所有ではなく使用する。 | 対象となる設備や備品の価格によるが数十万円〜数百万円 |
まとめ
内装工事の際には、料金がかかるのも事実です。そして、店舗開業に内装工事ローンは必須なのも事実。
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