マッサージ店開業に必要な資格を知りたい人に向けて、この記事ではマッサージ店開業に必要な資格を詳しく紹介します。
マッサージ店開業に必要な資格とは?
一般的に必要な資格とは
マッサージ店を開業するにあたり、必要な資格は以下の通りです。
- 柔道整復師
- マッサージ指圧師
- はり師・きゅう師
- リフレクソロジスト
- アロマテラピスト
- スポーツトレーナー
- セラピスト(エステティシャン)
これらの資格は、国家資格や民間資格があり、資格の種類によっては、厚生労働省の認定や登録が必要な場合があります。
また、マッサージ店を名乗る場合には国家資格の取得が必要になりますが、セラピスト等の名称の場合は、国家資格を取得していなくても実質的なマッサージ行為ができるなど、資格と実務の乖離も問題視されています。
必要な資格を取得するための方法と期間
資格名 | 費用の目安 | 期間の目安 |
---|---|---|
柔道整復師 | 200万円~ | 4年間程度 |
マッサージ指圧師 | 30万円~ | 1年間程度(全日制) |
はり師・きゅう師 | 30万円~ | 1年間程度(全日制) |
リフレクソロジスト | 10万円~ | 3ヶ月~1年程度 |
アロマテラピスト | 10万円~ | 3ヶ月~1年程度 |
スポーツトレーナー | 10万円~ | 6ヶ月~1年程度 |
セラピスト(エステ) | 10万円~ | 3ヶ月~6ヶ月程度(全日制) |
上記の費用には、講座や試験の受験費用、教材費用、実習費用、その他の費用が含まれます。
期間の目安は、一般的な講座の場合の目安であり、短期講座や通信講座、独学などで取得する場合は、期間が異なる場合もあるので、確認が必要です。
各都道府県の施術者免許について
日本においては、「あん摩マッサージ指圧師」「はり師・きゅう師」「柔道整復師」の3つの国家資格がありますが、いずれも厚生労働省が管轄するもので、マッサージ店を開業するために必要な免許資格となります。
これらの資格を取得するには、国家試験に合格することが必要です。。
また、マッサージ店を名乗るためには、各都道府県や市区町村の条例に基づいて、必要な免許や許可を取得する必要があります。
たとえば、東京都では「特定商取引業法」に基づく届出が必要とされ、また健康増進法に基づく施術者の技能確認、保健所の指導などが必要とされています。
その他の都道府県や市区町村でも、同様の規定がある場合がありますので、事前に確認することが重要です。
また、所属する協会によってはマッサージ師としての施術には、一定の基準が設けられているケースもあります。
具体的には、施術前のカウンセリングや健康状態の確認、施術中の適切な手技や施術時間、施術後のアフターケアやアドバイスなどです。
これらの基準を遵守することで、より安全で効果的なマッサージの提供が可能となります。
マッサージ店開業の手続き
マッサージ店を開業するには、以下のような手続きが必要です。
①免許の取得:国家資格を取得することが最初のステップです。具体的には、あん摩マッサージ指圧師、はり師・きゅう師、柔道整復師の国家資格を取得する必要があります。資格を取得した後、各都道府県や市区町村の条例に基づいた免許や許可を取得する必要があります。 ②開業届出:開業前には、所在地を管轄する都道府県や市区町村に対して開業届出を行う必要があります。届出には、法人の場合は法人設立登記簿謄本、個人事業主の場合は個人事業の開業届出書や事業所届出書、または商業登記簿謄本などが必要になる場合があります。 ③税金の手続き:開業に伴い、税金の手続きが必要になります。法人の場合は、法人税、法人事業税、消費税などが必要になります。個人事業主の場合は、所得税、住民税、消費税などが必要になります。 ④保険の手続き:マッサージ店を開業する際には、必要な保険に加入する必要があります。具体的には、労働者災害補償保険、一般責任保険、火災保険などが必要になります。 ⑤施術のルールやマニュアルの作成:マッサージ店を開業する場合、施術に関するルールやマニュアルを作成する必要があります。例えば、施術前には必ずカウンセリングを行い、施術中には適切な手技を使用すること、施術後にはアフターケアの指導を行うことなどが含まれます。 ⑥店舗の準備:施術に必要な設備や備品を準備する必要があります。具体的には、マッサージベッド、タオル、マッサージオイル、消毒用アルコール、照明などが必要です。また、店舗の内装や看板なども準備する必要があります。 |
マッサージ店開業にかかる費用
マッサージ店を開業するために必要な費用項目と費用は、以下の通りです。
ただし、費用は事業規模によって大きく変化するので参考程度に参照ください。
費用項目 | 費用 |
---|---|
資格取得費用 | 30万円〜80万円 |
免許申請費用 | 1万円程度 |
登記手数料 | 5,000円〜10,000円 |
印紙代 | 1,000円〜5,000円 |
法人税 | 年間数百万円程度 |
消費税 | 年間数十万円程度 |
住民税 | 年間数十万円程度 |
労災保険 | 年間数万円〜数十万円程度 |
個人賠償責任保険 | 年間数万円〜数十万円程度 |
敷金 | 数百万円〜数千万円程度 |
礼金 | 数百万円〜数千万円程度 |
家賃 | 月額数十万円〜数百万円程度 |
内装工事費用 | 数百万円〜数千万円程度 |
設備購入費用 | 数十万円〜数百万円程度 |
広告宣伝費用 | 数十万円〜数百万円程度 |
事務用品・備品 | 数十万円程度 |
従業員の給与・福利厚生費用 | 数百万円〜数千万円程度 |
電気・水道・ガス代 | 月額数万円〜数十万円程度 |
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マッサージ店開業時の資金調達の方法と注意点
マッサージ店開業時の資金調達の方法と注意点は、以下の通りです。
資金調達方法 | 特徴 | 注意点 |
---|---|---|
自己資金 | 借金や投資家からの出資などによらず、自己の資金で開業できる | 開業資金が不足している場合は、他の資金調達方法を検討する必要がある |
銀行融資 | 銀行から融資を受け、開業資金を調達する | 融資審査が通らない場合があるため、事前にビジネスプランを作成し、融資審査に備える必要がある |
投資家からの出資 | 投資家から資金を調達することで、開業資金を調達する | 投資家に自社のビジョンや将来性を説明する必要がある。また、出資による株式の譲渡や、投資家からの意見を反映する必要がある |
クラウドファンディング | インターネットを通じて多くの人から少額の出資を募り、開業資金を調達する | 募集期間中に目標額に達しない場合は、調達資金を全額返金する必要がある |
政府系融資制度 | 政府系の金融機関が提供する融資制度を利用して開業資金を調達する | 利用条件によっては、返済期間や返済額に制限がある場合がある |
マッサージ店の集客方法
マッサージ店の集客方法には、以下のものが挙げられます。
- インターネットを活用した集客
- 広告やチラシなどの集客
- 顧客満足度向上からの集客
インターネットを活用した集客
マッサージ店の集客方法の一つに、インターネットを活用した集客方法が挙げられます。
インターネットを活用した集客方法には、インターネット広告やSNSなどがあります。
特に最近では、tiktokのような拡散性が高いSNSを使い集客をするマッサージ店も増えてきています。
SNSのようなオウンドメディアを使いインターネット集客に成功すれば、広告費をかけることなくお客様を集客することができ、ブランディングも同時にすることができるのでメリットが大きいです。
そのため、最近ではインターネットの活用に力を入れているマッサージ店も多くなってきています。
広告やチラシなどの集客
マッサージ店の集客方法の一つに、広告やチラシを使った集客方法が挙げられます。
広告やチラシなどを使った集客方法の最大のメリットは、即効性が高いことです。
例えば、地域の新聞にチラシを入れることで、周辺住民にマッサージ店の存在を知らせることができます。
仮に、チラシからの来店率が1%であった場合、チラシを1万枚配布すれば100人は集客を見込めるということになります。
このように、広告・チラシの場合お金をかければ、かける分だけ周知することができ、即効性も高いです。
顧客満足度向上からの集客
マッサージ店の集客方法の一つに、顧客満足度を向上させる集客方法があります。
口コミ集客とも言われるもので、実際に利用した人の顧客満足度を上げることで、そこから派生して集客をする方法です。
最近では、マッサージ店専門の口コミサイトもあり、そのようなサイトに良い口コミが掲載されることで、より多くのお客様を集客できる可能性があります。
また、顧客満足度を向上させることで集客を行う方法を採用することで、お客様にとってもより良いサービスを受けられるというメリットもあります。
そして、顧客満足度を向上させるという点においては、広告費などが必要なく、マッサージ店の従業員の質を向上させるだけで達成できるので、一番早くそして低価格で実施できる集客方法でもあります。
まとめ
内装工事の際には、料金がかかるのも事実です。
そして、店舗開業に内装工事ローンは必須でしょう。
その点、内装工事リース株式会社なら内装工事ローンの審査は最短当日、標準2営業日で結果が出ます。
そのため、500万円の内装工事を初期費用0円で行うことも可能です。